ひろのの栞

【イベント】洋野町 風土性調査 中間報告会 開催のお知らせ

町の風景と人の営みに目を向ける。この町はどんな町で、誰が暮らしてきたのだろう。

風土性調査とは、ある土地の自然に人が働きかけて生まれる地域の有り様としての風土を、地質・植生・人々の暮らし方などの面から専門的に調べることです。

洋野町では、栃木県小山市などで風土性調査を行ってきた廣瀬さんに依頼して、昨年9月から風土性調査を実施してきました。目的は、洋野町らしさや町の魅力を支えるものを明らかにし、そして、大切なものを大切にし続けられる未来を目指すことです。

今回は、今年度分の調査の進捗状況を洋野に住むみなさまと共有する中間報告会です。みなさまが洋野の風土や風景について感じていることやご存じのことを、私たちにお聞かせくださいませんか。

 

●日時

2024年3月16日(土) 13:00-15:00 / 開場12:30-

●会場

洋野町民文化会館 セシリアホール1F コミュニティホール

●プログラム
1 挨拶(洋野町)
2 ひろのの栞について(一般社団法人fumoto代表理事 大原圭太郎)
3 風土性調査 中間報告(風土形成事務所主宰 廣瀬俊介)

●入場料無料 定員50名(予約優先制)

●予約・お問い合わせ:
スタンド栞 ひろのとつながる案内所 / 一般社団法人fumoto
岩手県九戸郡洋野町種市23-25-68
【Tel】0194-66-8870【Email】contact@hirono-shiori.jp
【当日の連絡先】070-8911-5066

ご予約フォーム https://forms.gle/wt4toat9QLVgiqgFA

話し手

環境デザイナー 廣瀬 俊介 氏

環境デザイナー、専門地域調査士(日本地理学会)、風土形成事務所主宰。LLP風景社組合員。 2014年まで東北芸術工科大学大学院准教授。著書に『風景資本論』(朗文堂、2011年)など。地 理・生態・社会学ほかの知見を総合し持続的土地利用計画を行う。

一般社団法人fumoto代表 大原 圭太郎

宮城県仙台市出身。服飾の専門学校を卒業後、仙台や埼玉、東京などでアパレル業に携わる。 2016年に洋野町の地域おこし協力隊への着任を機に岩手に移住。2019年に一般社団法人fumotoを 設立。現在は洋野町の関係人口創出やディレクションに携わる。

●主催
一般社団法人fumoto・洋野町
この企画は、ヒロノジン(関係人口)増加プロジェクトとして、洋野町から委託を受けて実施しています。

続いて欲しいと思う風景がある。

朝起きてカーテンを開けると、家の外の松の木に雪が積もっていた。部屋の中がいつもより寒いことを感じつつ、冬が来たなと思う。ストーブの前で体を温めてから、朝の支度を始める。

玄関を出て職場に向かう。雪は思ったより積もっていて、自分の足跡が残る。近くに小さな足跡が点々と残っていた。猫の足跡だった。

こんな風景が続いて欲しいと思う。

どうしてここに松の木が生えているのだろうとふと思った。

大事にしたいと思っているものをよく知らないことに気がついた。

昼によく行く食堂が坂を下った所にある。その近くを流れる小さな川が地面を削り、土地が低くなっているのだろうか。

この町はどんな町で、誰が暮らしてきたのだろう。町の風景と人の営みに目を向ける。